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オランドが社会党候補に

日曜日の社会党予備選挙第2ラウンド。

今回も100万人近くの人が投票し、結果は56パーセントで、フランソワ・オランドの勝利。

第2ラウンドに行かれなかった他候補者4人がオランド支持をいち早く表明していたから、

結果は意外なものではなかった。


社会党も、国民の大多数も、望んでいるのは「UMPのサルコジ再選を阻める候補者」。

最初はDSKの陰に隠れていたオランドの急進激も長年の地道な政治活動の結果。

しかしDSKのあのスキャンダルがなかったら、トップに踊り出ることもなかったかもしれない。

彼は「ミスター・いい人」で、表に出るよりは裏方の調整役だったのだ。

比較的敵のなさそうな人が政党総裁=首相に選ばれがちな日本と違い、

「カリスマ」や「アクの強さ」はこちらの政界では大事なキーワードだ。

英国ガーディアン紙では

「社会党の万年控え室ボーイ The eternal backroom boy of the Socoalist Party」

なんて呼ばれ方をしていた(笑)。


でも国民がサルコジの

「bling-bling」(=ジャラン・ジャラン 高級腕時計を見せびらかし、華麗な人脈を誇る彼の成金スタイルを評して)

にうんざりしている今、オランドのようなタイプに信頼が集まっているのも不思議ではない。



それにしても、思いがけず足をすくわれたDSK

(注:宿泊ホテルのメイドが強姦未遂を訴える。後にこの女性が供述を変えたり、麻薬不正密輸などで拘留中のパートナーに「大丈夫、この男は金を持っているから」と電話で話していたことが判明して不起訴となる。ちなみにDNAテストでは性行動の痕跡は「あり」とされた)

フランス帰国後のインタビューでは「不適切な関係」はあったことを認めたし、

リール市の高級ホテル・カールトンが

コールガール・ビジネスに関与していたことが判明した最近のスキャンダルでも

「クライアントのひとり」として名前が挙げられていたからあきれるばかり。

やはり自業自得というべきか。




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[ 2011/10/18 17:22 ] 最近のニュースから | TB(0) | CM(0)

社会党予備選挙

フランス最大の野党社会党。

2007年の大統領選では社会党候補のセゴレヌ・ロワイヤルが49パーセントまで票を伸ばす接戦となった。

辛くも逃げ切ったニコラ・サルコジだけれど、この人が大統領の座についてから右派は負け続き。

伝統的に右派が強い上院ですら、先月末の選挙で左派に過半数をとられてしまった。


来年の大統領選では右派UMPに左派社会党が競り勝つのでは、という見方がずいぶん前から根強い。

出馬さえすれば社会党の最強候補と見られていた元IMFトップのドミニク・ストロス・カーン(DSK)が

ホテル従業員への性暴力スキャンダルに巻き込まれ、不起訴になったものの足を取られた形で出馬不能になった。

その後混迷するのではと思っていたら、DSKの前に少し陰が薄かった他の候補達が確実に人気を伸ばしている。

予備選への出馬に6人が立候補(うちひとりは厳密には社会党でない)。

たくさん出過ぎて収拾のつかない事態になるのではというUMPの期待を裏切り(?)

先月のフランス2の公開テレビ討論では6人そろってクリーンにディスカッションが行なわれ

視聴率は22パーセントを超え、社会党への期待がますますうなぎのぼりの予感。



そして日曜日の社会党予備選挙。

党内の予備選だが誰でも参加できる(参加費用1ユーロ)。

どれくらい投票者がくるか、事前の予想がつかない種類の選挙、

蓋を開けてみると250万人もが投票。

これだけでも社会党には確実な手ごたえ。


結果は前社会党書記長のフランソワ・オランドが38パーセントを超え、1位。

でも過半数を超えていないので30,67パーセント獲得で2位のマルティヌ・オブリー

(現書記長で、リール市長)とともに

第2ラウンドへ。



驚きは3位にアルノー・モントゥブールが17パーセント獲得で食い込んだこと。

まだ48歳。

脱グローバリゼーションを主張する急進左派。

討論のときの明晰で説得力ある語り口は印象的で最近とみに人気が高い。

montebourg.jpg
モンブール氏。フィガロ・サイトより。


甘いマスクで中高年(女性? 笑)にも人気。

たとえ予備選で落ちてもこの人は大きな知名度を得て、立候補のメリットは大きかったと思う。




逆にやめておけばよかったのに・・・と思っていたのは前大統領選候補だった

セゴレヌ・ロワイヤル女史。

この人は最近でしゃばればでしゃばるほど人気が落ちていくような気がする。



カリスマはあっても具体的政策が見えない、という弱点は大統領選以来改善されていない。

彼女ほどの華やかさやカリスマには欠けるが

誠実に、堅実に、そしてタフに地盤を固めていくオブリー女史に

社会党書記長選で敗れた時点でなにか悟るものはなかったのか・・・。

7パーセントにも達せず、上位3位に大きく引き離された4位という無残な結果に

さすがのロワイヤル氏もショックを隠せず、涙混じり。



Royal-en-larmes 2
涙にくれるセゴレヌ・ロワイヤル。EUROPE1のサイトより。


ここまでの惨敗は驚きにせよ、勝つつもりだったなら相当ピントがずれていた。

以前あそこまで戦えた大統領選候補として、今回は大きく構えて脇にいるべきだったのでは。

前回の大統領選で、カップル関係は破綻していながらも全面的な協力を約束してくれたオランド氏と

ガッツリ取り組んでここまで見事に負けをさらすとは。



ロワイヤル氏の4人の子の父親でもあるオランド氏は切れ者なのに、

小太りの冴えない風采で知られていたが、

新しいパートナーの美人ジャーナリストとの関係も順調。

イメージアップをねらって、減量してシャープな外見に見せることにも成功。


hollande et aubry
フランス2の討論会にて。左がオランド氏。右がオブリー氏。フィガロTVサイトより。



ロワイヤル氏にはファーストレディーの道も残されていないなんてちょっとお気の毒・・・
(もっとも本人はそんなものには全く興味がないだろうけど)。

とはいえ、第2ラウンド、

モントゥブール氏の票はオランドよりもオブリーに流れるという見方が濃厚で、

オランド氏の勝ちはまだまだ不透明だ。





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[ 2011/10/11 16:48 ] 最近のニュースから | TB(0) | CM(0)

フランスの一番の敵

・・・それはなんといってもイングランド。

英国ではなくてイングランド。

中世にさかのぼっても政治的にも文化的にもライバルだったこの2国。

それに比べたら近代のドイツとの軋轢はとるに足りないものかもしれない。




サッカーやラグビーの国際試合となると英国チームではなく、

イングランド、ウェールズ、アイルランド(サッカーでは南北に分かれ、ラグビーでは合同)、

スコットランドと、それぞれに分かれて出場してくるので、

このイングランドVSフランスが両国にとって、もっとも燃える組み合わせとなる。

スコットランドなんかは「敵の敵」なのでつまり友、といった親近感さえあるかも。



たいてい実力も均衡しているけれど、

そもそも相手が強いから勝ちたい、弱いから負けないなんていうレベルの話ではなく、

とにもかくにもこれだけは面子にかけて負けられない試合、となるのだ。




今はラグビーのワールドカップの真っ最中。

土曜朝(現地ニュージーランドでは午後)の対イングランド戦。

いつもは寝坊するトナちゃんも9時には起きて張り切って観戦。

なかなか拮抗した好取り組みで、結果は19-12でフランスの勝ち。

最後までやきもきしつつ身をよじらせながら見ていたトナちゃん、

(この間、何度もパパと電話で話し合う)

興奮して曰く、

「もうワールドカップでこのあと負けようが何しようがなんでもいい。

とにかくイングランドに勝ったんだから!」


これってフランス人の多くが共有する感情かも。



フランスチーム監督のマーク・リヴィエルモン、

記者会見では不機嫌を隠そうとしないときもあるけれど、

TF1とのインタビューに満面の笑み。

試合を振り返りつつ最後には



「Battre les anglais, quel pied! (とにかく)イングリッシュをやっつけるって、最高だよ!」


インタビュアー(実は以前のラグビー選手でチームメート)にキスまでしていた。


rugby 2


この日は「三銃士」を思わせるような口ひげで登場。
(試合に勝ったら口ひげをキープする、と公言したそう)

口の片端をちょっとあげる笑い方がハリソン・フォードみたいでなかなかよいのだ




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[ 2011/10/10 20:07 ] 最近のニュースから | TB(0) | CM(0)

トラクターがパリに結集


4月27日。

農業の危機を訴えて、各地の農業従事者達がデモのためにトラクターで首都に続々と集まってきた。

その数1500台以上。参加者は1万1千人にも及んだ。

DSCN7560.jpg


一般市民の理解とサポートをも呼びかけているので、通行人が横断歩道を渡ろうとすると

即座に止めて、帽子をとってうやうやしく挨拶。

見た目は迫力でも「人に優しいデモ」の様子だった(笑)。

DSCN7563.jpg




EU最大の農業国フランスを支えているはずの農業従事者は年々苦しい状況に追い込まれている。

しかし政府のサポートははるかに及ばず、怒りは募るばかりだ。

国際農業見本市の開幕式参列という大統領恒例の行事すらすっぽかしてしまったサルコジのUMPが、

地方選で大敗を喫してしまったのも無理はない。






DSCN7561.jpg


カメラを向けていたら、

「隣、まだ空いてるよ~」だって。





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[ 2010/04/28 07:57 ] 最近のニュースから | TB(0) | CM(0)

国家の養子の死

1月7日朝のフィリップ・セガンの死はフランス政界に少なからずショックを与えた。

心臓発作による66歳の突然の死だった。


seguin.jpg
フィリップ・セガン。会計監査院長の正装で。



政治家としてかがやかしい経歴を重ね、

RPR(UMPの前身)の代表

国民議会(下院)の議長まで務めたが、

2001年パリ市長選に立候補して社会党のベルトラン・ドラノエに敗北。

代表政党RPRのUMPへの移行に疑問を呈し、

2002年に政界を引退。

古巣に戻る形で2004年から会計監査院の院長を務めていた。

(一部日本語メディアで「初代院長」の記述が見られたが、
これはプルミエ・プレジデンの誤訳かも知れない。
国家の財政を監督する会計監査院は中世にまでその歴史をさかのぼる)

サルコジ大統領もフィヨン首相も動揺を隠さず、「偉大な国家の奉仕者」の死を悼んだ。




ル・モンド紙では「国家の養子」との見出しも見られた。

これは彼がプピル・ド・ラ・ナシオン(直訳して“国の生徒”)であったことによる。

彼の父親は彼が1歳のときに23歳の若さで戦死した。

プピル・ド・ラ・ナシオンは1938年から1945年の間に

戦闘、ユダヤ人の強制収容、レジスタンスなど、

国に起因する理由のもとに命を落とした人たちの遺児に対して

国家が後見となるシステムだった。


この庇護の下彼はエクス・アン・プロヴァンスの政治学院にまで進み、

卒業後は ENA(国立行政学院)に合格して前途有望な人生のスタートを切ることができた。



教育費の安いフランスにおいても、

低所得家庭の子女の高等教育へのアクセスの難しさはいまだに問題になっている。

グランゼコールに在籍する私の周りを見ても

フランス一般社会の人種の多彩さは全く見られない。




日本の片親家庭の貧困状態を知るにつけても、

彼のようにハンディのある家庭環境にあった者を

国家が後見をして偉大な奉仕者に仕立てることができたというのは

フランスの一面を見た思いだ。





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[ 2010/01/09 09:02 ] 最近のニュースから | TB(0) | CM(2)
プロフィール

tamaho

Author:tamaho
ドイツでの学業、
ロンドンでの会社勤めを経て、
2007年6月にパリに移住。
2007年9月に長女ピヨちゃんを出産。
2012年1月に次女ポヨちゃんを出産。
お仕事は、
展覧会の企画、運営、翻訳、サロン通訳などしつつ
まったりと育児優先。

結婚11年目の夫トナちゃんとの
共通の趣味は
料理することと、食べること!

コメントとってもお待ちしています。

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